リーシュコードって切れるまで買い替えなくていいんですか?
リーシュコードの買い替え時期っていつなんだろうと考えたことはありませんか?
リーシュコードは意外と丈夫にできているので 何年も同じものを使っている人も多いかもしれません。
しかし 劣化したリーシュコードでサーフィン中 しかも沖で切れてしまったら命に関わる事故につながりかねません。
この記事では リーシュコードの買い替え時期と正しい選び方について解説します。
サーファーの基本ですので リーシュコードについての正しい知識を知っておきましょう。
リーシュコードの重要性と交換時期について
サーフィンのリーシュコードは ボードと足首をしっかりつなぎとめて 絡みにくいように設計されています。
サーフボードにも足にも損傷を与えないようデザインされていて サーファーのパフォーマンスをアシストしてくれる重要なアイテムです。
さらには 自分の身を守る命綱であり 体から離れないようにすることで他人を傷つけない役割もあります。
小波やミドルサイズの波ではそうそう切れることはないので 普段あまりリーシュが切れるというイメージはないと思います。
しかしサイズのある波では ボードが勢いよく飛んでいく光景がよく見られます。
そんなとき 劣化したリーシュを使っていると突然切れてしまうのです。
リーシュコードの交換時期は 保管状態や使う頻度にもよりますが だいたい1〜2年ほどです。
紫外線や海水によってポリウレタンやベルクロが劣化していくため 安全性を考えると1年〜1年半で交換するのが望ましいとされています。
メーカーの保証期間は購入から1年と表記されています。
傷やヒビ割れ等がないか 毎回海に入る前にチェックする習慣をつけましょう。
リーシュコードの正しい長さ選び
上の二つのリーシュコードの違いは 左がレギュラータイプで右がコンプタイプになります。
レギュラーのコードの太さは6〜7mm コンプは太さ約5mmほどです。
コンプというのはコンペティションの略で 大会などの競技向けのものになりますが 通常使用して構いません。
コード部分が細いものほど水の抵抗が少なく軽いため大会にも使われます。
日本の場合 台風時などのパワーのある波ではレギュラータイプを使いますが よほど大きな波でなければ コンプタイプでも十分です。
6FTと表記されていれば ショートボード用の長さ約180cmのものになります。
リーシュコードの長さはボードの長さに対して 同じくらいか1フィート(約30cm)長めのものを使うのが好ましいとされています。
ショートボードの多くは6フィート前後なので 6’か7’(約213cm)のリーシュコードを使用します。
少し長めの6’4”程度のショートボードであれば 7’のリーシュコードになります。
ロングボードの場合はどうなりますか?
ロングボードの長さは9’0”以上なので リーシュコードは9’もしくは10’の長さのものを選びましょう。
ボードの長さに対してリーシュコードが短すぎると 戻ってきたボードが自分に当たりやすくなります。
逆に長いと体から離れ過ぎてしまって周りの人に怪我をさせる可能性が高くなりますので 安全性も考慮した長さ選びが大切です。
リーシュコードの各パーツの名称とその役割について
カフ
足首に固定する部分を「カフ」と言います。
ベルクロ(マジックテープ)で固定する仕組みになっており 後ろ足になるほうの足首にしっかり巻きます。
直接足首に当たる部分はシリコンなどの滑らない素材を使用しています。
サーフィン中にカフ部分が衝撃などでまわってしまうことがありますが この滑り止めがあることによって コードを外側にキープすることができます。
パッド本体は「ネオプレン」という 強度があり耐熱性や耐寒性に優れた素材が使われています。
ウェットスーツに使用される軽くて丈夫な合成ゴムです。
スイベル
パッド部分とコードをつなぐ部分です。
ステンレス製で錆びにくく 回転することで足に絡みにくくなります。
最近のリーシュコードのほとんどはダブルスイベルを採用しており ボード側と足首側の連結部分の両方が回転することによって さらに絡まりにくくなっています。
レールセーバー
レールセーバーはその名の通りボードを守るものです。
ボードのテールには「リーシュプラグ」といって リーシュを取り付けるためのパーツが埋め込まれています。
そこへ「リーシュストリング」という紐をかけてリーシュコードとサーフボードをつなぎます。
マジックテープ式になっており長さを微調節することができます。
ボードによってリーシュプラグの位置は異なり リーシュのデザインも様々です。
自分のボードのテール側面にちょうどレールセーバーが当たるように長さ調節し リーシュから受ける衝撃からレールを守りましょう。
キーポケット
カフをよく見ると小さなポケットが付いたものがあり 車のキーを入れておくことができます。
カフの幅が細いものではキーが入らないことがあるので幅を確認してから購入しましょう。
リーシュコードの正しい取り扱い方法
毎回サーフィンでの使用前には コードに傷やヒビがないか確認して 異常があれば交換しましょう。
スイベルが割れていたりベルクロが弱くなった場合も交換時期です。
使用後はボードから外し 水道水で砂などを洗い流してから 乾燥させて保管します。
新品のリーシュはクセがついているので 軽めのおもりなどを付けて吊るしておくことでだんだん真っ直ぐになっていきます。
自分の命を守るだけでなく 周囲に迷惑をかけないためにも 正常な状態のリーシュコードを使用して安全にサーフィンを楽しみましょう。
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