こんにちは!このブログではサーフィンに関連する内容の記事を書いています。
波に乗ったあとノーズをパタパタしている人を見かけますが、
どういう意味があるんですか?
パンピングは本来 ライディング中に波のパワーが弱くなり失速してしまったとき 再度波が掘れてくるところまで乗り継いでいくためのテクニックです。「ノーズをパンパンさせるからパンピング」ではありません。pumping(ポンプで送るような動き)からそう呼ばれています。
南カリフォルニアの有名なサーフスポット「ハンティントンビーチ」はそういった地形になりやすく USオープンでは選手たちがもうワンアクション決めるために必死にインサイドまで繋いでいく姿をよく目にします。そのため「ハンティントンホップ」とも言います。
この記事では パンピングのやり方をわかりやすく解説します。かっこよくインサイドまで乗り継いで行けるようになりましょう。
パンピングのやり方
動画の3:44から解説していますが SUPやカヤックなどで波のない川や湖でもパンピングのような動きで前に進むことができます。
まずは原理から。
少し後ろ気味にテールを沈めると 反動(浮力)で斜め前に跳ね返ります。
浮いた瞬間ボードと水の抵抗が小さくなるので 前に重心を持ってくることで前に進みます。
ただ単に上下に跳ねるだけではなかなか前には進まないということです。
パンピングの方法はスケボーのトリック「オーリー」に少し似ていますね。
①ひざの屈伸を使って後ろ荷重でテールを沈め ノーズを持ち上げたあと反動で斜め前にフワッと浮く感じになります。
②跳ねたあとは荷重を前足に移し ボードに体重を乗せ前に滑らせます。
この動きを繰り返せばわずかな波の力でも効率よく前に進んでいきます。
トリミング
スケボーの「チックタック」いう ノーズを左右に振りながら前足荷重にすることでボードが前進していくテクニックがあります。
サーフィンではそれに似た動きを「トリミング」と言います。
動画では「Sターン」と言っていますが チックタックの要領でSの字を描くように左右のレールを交互に入れ ボードの浮力とパンピングの荷重方法を使って前に進んでいきます。
パンピングでスピードが出せたら トリミングと組み合わせてさらに前に進んでみましょう。
再びフェイスができたときアップスなどに自然な感じで繋げていけます。
まとめ
初心者のうちは波の選択を間違えたり 荷重がうまくできず波に置いていかれることがあるため つい力んでパンピングをしがちです。パンピングの目的は厚い波やスピードが出しづらいセクションで掘れてくるまでのつなぎなのであまりやりすぎてはかっこよくありません。風の影響などで割れにくいこともありますが 波をよく観察してパワーが足りないならプルアウトしたほうがスマートですね。
パンピングの練習はスープ波でもできますし スケボーを使ったトリミングの練習もできます。ただバタバタさせるのではなく ボードの浮力をうまく利用したり 前後の荷重をイメージしながら練習してみてください。
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