こんにちは!このブログではサーフィンに関連する内容の記事を書いています。
デッキパッドって種類が多くてどれにしようか迷います。
それぞれの特徴やおすすめを教えてください。
サーフボード用のデッキパッドにはたくさんの種類があり機能も日々進化しています。
各メーカーから新しいモデルが次々発売されているのでどれがいいのか迷ってしまいますよね。
シンプルな1枚タイプから分割されたもの グリップ力を上げるためのブロックパターン(凹凸など)やキックテールの形状もさまざまです。
実際に使ってみなくては分かりませんが 特徴やデザイン性を比較して理想のデッキパッドを選んでみてください。
それでは 2023~2024年の最新デッキパッドをご紹介します。
サーフボード用デッキパッドブランド8選
ASTRODECK(アストロデッキ)
ブランド
1976年 サンクレメンテのロングボーダーでありシェイパーでもあるサーフレジェンド ハービー・フレッチャーが開発した世界初の滑り止めトラクション。コンテストで使用したことでその性能が話題となり 1980年代にはデッキパッドは爆発的に広まりました。トム・キャロル、マーティン・ポッター、ケリー・スレーターなどの世界チャンピオンもデッキパッドを使用するようになり その後サーフィンのパフォーマンスはどんどん進化していくこととなります。
デッキパッドの特徴
アストロデッキ独自の「マルチグリッドロック」と呼ばれるブロック状の凹凸は 軽量かつバーティカルな動きにも対応できるグリップ力。さらにエアリアルや急激なターンをするために開発された傾斜のキツいキックテールのデザインが特徴です。当初は奇抜で派手なデザインのものが多かったのですが 2000年代に入ると無駄を省いたようなシンプルデザインが中心に。40年以上の歴史を感じます。
チームライダー
ハービー・フレッチャーの長男であるクリスチャン・フレッチャー その弟ネイザン・フレッチャーを筆頭に WSLでも注目されるガダスカス3兄弟やクリスチャンの息子グレイソン・フレッチャーなど。日本のプロサーファーでは大野修聖・堀口真平などが愛用しています。
CREATURES OF LEISURE(クリエイチャー)
ブランド
1974年 ロサンゼルス出身のジョン・マロイは 19歳でオーストラリアに渡り 友人が行っていたレッグロープの製造を引き継ぎ「PIPELINES LEGLOPE」という名前で商品化しました。当初はすぐに壊れるリーシュコードでしたが 試行錯誤の末ウレタン製のコードの優れた強度を発見。1987年に独立し「クリエイチャー・オブ・レジャー」という新たな会社を設立しました。常に最高の品質を求めるジョン・マロイの誠実なビジネススタイルは名だたるトッププロサーファーたちから称賛されています。
デッキパッドの特徴
クリエイチャーは 1997年よりトラクションパッドの製造・販売を始めました。2017年にサーフアクセサリー・オブ・ザ・イヤーを受賞した 薄くて軽い「サーモライトテクスチャー」と オリジナルの「スクエアロック」パターンの組み合わせにより 超軽量で反応の優れたデッキパッドが完成しました。
チームライダー
ミック・ファニング、ステファニー・ギルモア、イタロ・フェレイラ、ジャック・フリーストーン、イーサン・ユーイングなどそうそうたるメンバーがアンバサダーを務め 世界中の多くのサーファーからも支持されています。
FCS(エフシーエス)
ブランド
元々サーフボードのフィンはボードと一体(グラスオンフィン/オンフィンとも言う)でした。1990年代初頭 脱着式のサーフボードフィンを最初に発売したのがFCS(フィン・コントロール・システムの略)です。FCSはフィン以外にもボードケース・リーシュコード・バッグ・サーフアクセサリーと 充実したラインナップで多くのサーファーから支持されています。その中の一つ デッキパッドも最新の技術で作られています。
デッキパッドの特徴
フィンメーカーというだけあって後ろ足とフィンの関係性を重視しており 足の裏にフィットするアーチとグリップ力を上げるための加工が施されています。最新のシグネチャーモデルには「ナノドットグリップドテクノロジー」を採用し 足の裏の密着性を最大限に引き出します。そして薄型にすることでフィンへの反応が良くなりターンの感覚が得やすい仕様になっています。
チームライダー
現在 ジュリアン・ウィルソン、コロヘ・アンディーノ、フィリペ・トレドのシグネチャーモデルが発売されています。他にもジェレミー・フローレス、メイソン・ホー、ケリア・モニーツなどもチームライダーとして愛用しています。
DAKINE(ダカイン)
ブランド
ダカインとはハワイの言葉で「the kind of(良い・最高な)」という意味です。ハワイ・マウイ島のサーファーで創業者のロブ・カプランは工作が得意だったため多くのリーシュ修理を手がけました。そして1979年 自らリーシュコードを作り始めます。ウインドサーファー・スノーボーダー・マウンテンバイカーたちから最も信頼されるブランドの一つとして確立したダカイン。40年以上に渡って高機能・高品質な製品を提供し続ける姿勢に ロブのモノづくりに対する誠実さを感じます。
デッキパッドの特徴
巨大なバレルにも対応できる安定性とグリップ力が売りのダカインのデッキパッド。センターアーチのテーパーやキックの高さなどプロサーファーによる測定値をもとに設計されています。海の厳しい環境にも耐えられるマリングレードの3M接着剤を使用。「フレンドリーフォーム」という生分解性EVAフォームを採用したり パッケージにもプラスチックを使用しないなど 環境にも優しい製品を提供しています。
チームライダー
カウアイ島出身で エディー・アイカウやパイプマスターズ優勝など輝かしい経歴を持つ元CTサーファーのブルース・アイアンズ、ハワイ島出身で ビッグウェイバーのシェーン・ドリアン、シェーンの息子のジャクソン・ドリアン、オーストラリア出身で2021年のコロナ メキシコ オープンで優勝したジャック・ロビンソン、オアフ島出身の若手女性サーファーエリン・ブルックスなど。
Gollira(ゴリラ)
ブランド
アーティスティックなプリントが印象的なグリップブランドのゴリラ。 ゴリラグリップは1984年の創業以来 妥協を許さない機能性と独自のファッション性が高い評価を受けています。アートワークに力を入れながらも環境に配慮した製品作りを目指しており ヨーロッパを中心に若い世代のサーフカルチャーに影響を与えています。
デッキパッドの特徴
フラットデッキで厚さ2mmの「スキニーシリーズ」・あらゆる形状のボードに対応する「コアレンジ」・アートとパフォーマンスを備えたシグネチャーの「チームシリーズ」など豊富なラインナップ。表面をサンディングした超軽量のEVAフォームと グルーヴと呼ばれる溝のパターンにより 足の裏でガッチリつかめるようなフィーリングに仕上がっています。さらに4種類のアーチ形状と5種類のキックテール形状を組み合わせることによって サーファー一人一人に合うように設計されています。
チームライダー
スケボーとサーフィンを融合させたエアリアルを得意とするエリック・ガイゼルマン、オーストラリア・バイロンベイ出身でスーパーグロムとしてQSでも活躍してきたカイアス・キング、独自の世界観を持つアーティストでありミュージシャンでもあるプロサーファーのオジー・ライト、アボリジニの血を引きアーティストとしても活躍するオーティス・キャリーなど ライフスタイルを重視したアンバサダーたちが在籍しています。
OCEAN + EARTH(オーシャン アンド アース)
ブランド
オーシャンアンドアースはオーストラリアで1979年に創業した老舗サーフアクセサリーブランドです。リーシュコードの生産・販売に始まり 現在ではボードケース・ウェットスーツ・ソフトボードなどあらゆるアイテムが揃っています。世界25カ国以上で販売を行う最大規模のサーフカンパニーです。
デッキパッドの特徴
世界中のプロサーファーたちによってカスタム設計されたデッキパッドです。プロモデル仕様に採用される高さ30mmのハイキックは優れたコントロールやドライブ感を生み出します。サーフィンのスタイルに合わせた6通りのトレッドパターンがあり フィッシュテール用やピンテール用などテールの形状に合わせたモデルもあります。パッドにはEVAという高機能の合成樹脂を使用。水に強く弾力性のある丈夫な素材です。また EVA用に開発された強力な3M接着剤で長期間の接着力を維持します。
チームライダー
五十嵐カノア、オーウェン・ライト、タイラー・ライト、ライアン・カリナンなど。
TOOLS(ツールス)
ブランド
創設者は91’日本グランドナショナルチャンピオン(JPSA)であり 元ワールドツアーサーファーの関野聡。ツアー引退後 関野氏はセキノレーシングという会社を立ち上げ 波情報「I-92」の配信やゴリラグリップの日本正規代理店を務めるなどビジネスマンとしても成功しました。その後ワンワールドという社名でサーフィン事業を引き継ぎ 1995年に自社ブランド「ツールス」が誕生しました。ツールスはより良いサーフィン体験のための新製品を開発し 日本と世界のサーフィン文化の発展に尽力しています。
デッキパッドの特徴
ツールスのデッキパッドは 4タイプのキックテールと5種類のトレッドパターンの組み合わせで構成されます。エアリアルやバーティカルなボードコントロールを可能にする2段階キック「Air Contact」や ブロックをさらに4分割してグリップ力を極限まで高める「Mt Fuji Lock」など独自の機構も採用。あらゆる動きに対応できるように設計されたパフォーマンスタイプからフィッシュやシモンズのようなオルタナティブボード向けデッキパッドも用意されています。
チームライダー
日本とオーストラリアの血を引くコナー・オレアリー、ハワイの有名なサーファー一族の一員であり モニーツ兄弟の長男ジョシュア・モニーツ、宮崎市出身のエアリスト椎葉順など。
OCTOPUS(オクトパス)
ブランド
ディオン・アギウス、チッパ・ウィルソンなどのエアリストが中心となり 2015年カリフォルニアで発足したサーフアクセサリーブランドです。スタイリッシュな色使いと独特のアウトラインが印象的です。リーシュコード・バッグ・ウェアやボードショーツも手がけており 今後も注目が期待されます。
デッキパッドの特徴
タコの足がモチーフになっているようにデッキパッドのグリップ力が優れています。独自の「オクトグルーヴ」と呼ばれる足の裏に吸い付くような特殊な表面加工と 細かい溝のある「コーデュロイグリップ」はボードの感触が向上するとともにドルフィンスルーの際のひざの摩擦も軽減します。
チームライダー
ディオン・アギウス、チッパ・ウィルソン、ネイト・タイラー、ホブグッド兄弟、大橋海人など。
おすすめのサーフボード用デッキパッド
おすすめデッキパッド ①
世界的にデッキパッドの評価が高いクリエイチャー。その中でも一番人気なのがミック・ファニングのシグネチャー「ミック・ファニング パフォーマンス トラクション」です。ミック自身が開発に携わっており 彼の経験をもとに設計されたモデルです。キックの高さ28mm。アーチの高さ7mm。超軽量のサーモライトテクスチャーとトラクションパターンでグリップ力とレスポンスが抜群です。
おすすめ ②
新しいもの好きやオシャレさを求めたい人にはオクトパスをおすすめします。「チッパ・ウィルソンIII」は5ピースのデッキパッドです。タコの吸盤のように吸い付く新感覚のグリップ性能と 触り心地が気持ちいい「コーデュロイグリップ」をぜひ体験してください。
以上 2023〜2024年最新サーフボード用デッキパッド8ブランドをご紹介しました。
それぞれに最新の技術と最高の素材が使われています。
どれも品質は確かなので 迷ったら好みの色使いやお手本にしているプロサーファーのモデルで選んでみましょう。
サーフボードを複数お持ちでしたら色々なデッキパッドで乗り比べてみるのも楽しいと思いますよ!
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