サーフボードのデッキパッド。後ろ足の位置で決める貼り方と貼り替えるときの剥がし方

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは!このブログではサーフィンに関連する内容の記事を書いています。

デッキパッドを貼る位置って決まってるんですか?

この記事の内容
  • デッキパッドの役割
  • デッキパッドの種類
  • デッキパッドの貼り方・剥がし方
  • デッキパッドに乗せる後ろ足の位置

上の記事で テイクオフのときの前足の位置はだいたいボードの真ん中あたりということをお伝えしましたが 後ろ足はどのあたりに乗せたら良いのでしょうか。

多くの方がテール部分にデッキパッドを貼ると思いますので 今回は後ろ足の位置で決める貼り方 そして古くなったときの剥がし方・貼り直し方について解説します。

新品のサーフボードをサーフショップなどで購入すると お店の方にデッキパッドを貼ってもらえるとは思いますが いずれ自分で貼ることもあると思いますので覚えておきましょう。

デッキパッドの役割

デッキパッドが一般に広まったのは1980年代です。

それまでのサーフィンはワックスを塗るだけのスタイルだったのですが アストロデッキの創業者ハービー・フレッチャーがサーフボードに貼るデッキパッドを開発し コンテストで使用したことでその性能が話題となり爆発的に普及しました。

テールのグリップが効くようになったことでサーフィンのレベルがますます向上しました。

デッキパッドの役割は以下の通りです。

ドルフィンスルーの補助

ドルフィンスルーの際 キックテール(盛り上がった部分)につま先を引っ掛けることでテールが沈めやすくなります。それによりドルフィンスルーの失敗を減らすことができます。

キックテールはモデルごとに角度が違います。角度が急なものほどつま先が引っ掛けやすくなります。

後ろ足の位置の確認

テイクオフした時に 後ろ足がどのあたりに乗っているかを把握できます。足の裏の形状に合わせたアーチ状の膨らみがついていたり 部分的にブロックパターンが変えてあったりします。

足の裏の感触などで覚えることで安定したスタンスをキープすることができます。

ターンでの踏み込みやすさ

キックテールは後ろ足を引っかけたり押し当てるためのものです。キックの高さは2.5cm以上あると足を引っ掛けやすくなり 傾斜がきついほど鋭いターンやエアリアルがしやすくなります。

アグレッシブなサーフィンを求めるのであれば キックの高さと角度にも注目してみてください。

デッキパッドの種類

3ピーストラクション
3ピース
2ピース
1ピース

1ピースタイプ

1枚で貼るタイプを1ピースと言います。広い範囲をカバーできるので初心者におすすめですが もちろん 中・上級者にもおすすめできます。

横幅が決まっているのでピンテールなどテール幅が狭いサーフボードには貼ることができない場合があります。ご自分のサーフボードに合うかどうか 大きさを測ってから購入しましょう。

分割タイプ

2ピース3ピースなど 2つや3つのパーツに分かれており 自分の足の大きさやスタンスに合わせて好みのレイアウトで貼ることができます。それぞれを少し離して貼ればグリップ範囲は広くなりますが 1ピースタイプに比べて使うほどに剥がれやすくなります。剥がれた場合 再接着や貼り替えが必要になります。

他にもさまざまなデッキパッドが販売されています。どれもグリップ力に大きな差はありませんが アーチの高さやキックテールの形状で乗り心地が変わってきます。

自分のサーフィンのスタイルに合ったタイプを選んでみましょう。

デッキパッドの貼り方

デッキパッドを貼るときの注意点ですが 以下の4つを頭に入れておいてください。

  • サーフボードの表面の油分を取り除く。
  • リーシュカップを覆わないように貼ること。
  • レールの曲面にかからない位置にすること。
  • 一度貼り付いたら剥がせないので 慎重に貼ること。

まずはサーフボードの貼る部分の表面を液体リムーバーできれいにしておきましょう。

そのあと水拭き・乾拭きすれば さらに接着が強力になります。

デッキパッドの後ろの部分が円弧になっていたり への字型になっているのは リーシュカップを覆わないようにするためです。

デッキパッドの最後部は リーシュカップから数センチ離すかギリギリの位置にします。

リーシュカップにかかってしまったらどうなりますか?

もしリーシュカップの上までかかってしまっても リーシュロック(リーシュコードとサーフボードをつなぐひも)が通せるようにカッターナイフなどで切り取ることは可能です。

リーシュカップから離すかギリギリに貼るかは サーフィンのスタイルで変わります。

大きなターンでクラシカルなスタイルで乗りたい場合はリーシュカップから数センチ離して貼ります。

アグレッシブに鋭角なターンをしたいのであれば リーシュカップのギリギリの位置に貼ります。

貼る位置の目安にするのはフィンとの位置関係です。

最も多く足を置く場所はサイドフィンの真上なので デッキパッドの真ん中あたりがサイドフィンの上に来る位置にします。

そしてボードの中心線(ストリンガー)とデッキパッドの中心を合わせれば だいたい貼る位置が決まります。

ただしサーフボードによってフィンの位置やリーシュカップの位置は違うので バランスを見ながら貼る位置を決めましょう。

貼りたい位置が決まったら マスキングテープや鉛筆などでポイントとなる箇所に印をつけておきます。

粘着部分を覆っている剥離紙を剥がして 順に貼っていきましょう。

注意するのは 空気が入らないように少しずつ押さえながら貼っていくことです。

3ピースタイプの貼り方

3分割のタイプであれば センターのパーツを一番最初に貼りましょう。

不安な場合は少しずつ剥離紙を剥がしながら貼っていってください。

空気が入らないように端から順に押さえつけながら貼っていきます。

同様に他のパーツも貼っていきます。

フラット部分とキック部分の境目には隙間ができないように気をつけましょう。

全て貼れたら フィンを外した状態で足で踏み体重をかけてしっかり貼り付けます。

2ピースタイプの貼り方

2ピースの場合は左右対象なので ストリンガーを中心線にして貼ります。

不安な場合は少しずつ剥離紙を剥がしながら貼っていってください。

空気が入らないように端から順に押さえつけながら貼っていき 平面部分とキック部分の境目に隙間ができないように貼ります。

全て貼れたら フィンを外して足で踏み体重をかけてしっかり貼り付けましょう。

1ピースタイプの貼り方

1枚タイプの場合 端から貼っていくとウレタンが伸び縮みすることで 印をした位置からずれてしまうかもしれません。

まずは中心線にくると思われる部分の剥離紙を剥がし ストリンガーを基準にして貼っていきます。

続いて 左右の剥離紙を少しずつ剥がしながら貼っていけば大丈夫です。

全て貼れたら フィンを外して足で踏み体重をかけてしっかり貼り付けましょう。

デッキパッドの剥がし方

デッキパッドを剥がすことは滅多にないと思いますが もし古くなって新しいものに貼り替えたい場合のデッキパッドの剥がし方をご紹介します。

夏場は比較的剥がしやすいのですが 冬の時期は接着剤が硬くなっているので ドライヤーで温めながら剥がしていきます。

まだ接着力が強い場合は 接着剤とボード表面の境目をカッター等で削ぎながら剥がしていきます。

無理やり剥がして樹脂が剥離しないように気をつけてください。

全て剥がし終えたら ボード上に残った接着剤に液体リムーバーをかけます。

その上にティッシュを被せて さらに液体リムーバーをかけてひたひたにします。

10分置いたあと スクレーパーなどで削り取ります。

もしまだ接着剤が残っていれば もう一度液体リムーバーをかけて剥がします。

剥がれたデッキパッドを貼り直す方法

使っているうちにデッキパッドの端が捲れてきたら ボンドで貼って直すことができます。

瞬間接着剤は使わないでください。

硬化してデッキパッドの使用感が悪くなってしまいます。

使用するボンドは透明・速乾で柔軟タイプ(合成ゴム系)のものにしましょう。

コニシの「ボンド Gクリヤー」がおすすめです。

ボンドを薄く塗ったら室温20℃で5〜10分 ペタペタした感じになるまで乾かします。

剥がれた部分をつけたらすぐに重石などして押さえつけます。

乾燥するまで待てば完了です。

デッキパッドに乗せる後ろ足の位置

先ほども書きましたが テイクオフや加速するときなど 後ろ足を乗せる場所はサイドフィンの上あたりで デッキパッドのフラットな面の前半分あたりになります。

フラット面の中央に少し盛り上がった部分があれば そこに置くのが理想的です。

また ボトムターンやトップターンなどではセンターフィンを軸にするので 後ろ足をセンターフィン真上にあるキックに当たる位置まで移動させると回転性が上がります。

このライディング中に後ろ足の位置を後ろに下げることを ステップバックと言います。

はじめのうちはライディング中に後ろ足に意識を持っていくのはなかなか難しいと思いますが 頭に入れておけば余裕のあるときステップバックできる瞬間が出てくるはずです。

デッキパッドのまとめ

デッキパッドの貼り方と剥がし方について解説しました。古くなるとグリップ力が低下するので あまり効いていないなと感じたら思い切って張り替えましょう。

デッキパッドは今やサーフィンにとって欠かせない存在です。ドルフィンスルーやテイクオフがしやすくなりますし ターンやリッピングなどのアクションのサポートもしてくれます。

ですが レンタルボードなどデッキパッドがないボードでも乗れるように足の感覚も身につけることも大事です。

デッキパッドを正しい位置に貼り 足の位置やフィンの位置も意識しながら練習しましょう。

【RIPCURL】リップカール 3ピース デッキパッド トラクションパッド | Oceanview Store(オーシャンビューストア) ウェットスーツ・サーフウェア・サーフグッズの通販 powered by BASE
【RIPCURL】リップカール 3ピース デッキパッド薄くて水を吸収しない高密度EVAフォームで作られたトラクションパッドは、柔らかく耐久性にも優れています。グリップを最適化する深いダイヤモンドグルーヴ。ボードの形状に合わせたベースフレック...

コメント