サーフィンにはどの日焼け止めを選べばいいんだろうとお悩みではありませんか?
容赦なく照りつける日差しと水面からの照り返しで 海の上では想像以上に日焼けをします。
昔に比べて夏の暑さは異常なほど厳しくなり 大量の紫外線を浴びることに危険を感じます。
私は若い頃サーフィンで肌を焼くことが一つの楽しみでしたが 長年繰り返したことで顔のシワやシミが気になるようになってしまいました。
紫外線はシミ・シワ・たるみなどの肌の劣化はもちろん 皮膚がんのリスクも高くなるので 特に私たちサーファーはしっかり日焼け対策をしていかなくてはいけません。
とはいえ 中には日焼け止めを塗ってもすぐに落ちてしまったり 効果が弱かったりするものもあるので サーフィンに適した日焼け止めを選ぶ必要があります。
というわけで この記事ではサーフィンにおすすめの日焼け止めを厳選し徹底調査しました。
当サイトで選ぶ サーフィン用日焼け止めに最低限必要な条件は5つです。
- 紫外線ブロックの効果
- サーフィンでも落ちにくい耐水性
- 環境にやさしい成分
- 肌にやさしい成分
- 落としやすさ
サーフィンに使う日焼け止めは 紫外線を防止する効果はもちろん 海で激しく動いても落ちにくい耐水性が必要になります。
そして 自然を愛する私たちサーファーとしては 海を汚すような日焼け止めを使うわけにはいきません。
もちろん 直接体につけるものなので 肌への負担が少ないものや できるだけ落としやすいものを選んでいきましょう。
あなたにとって最強のサーフィン用日焼け止めを選ぶことができるように タイプごとにわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
サーフィンで使う最強の日焼け止めの選び方

最強の日焼け止めを選ぶ前に まずはサーフィンで使う日焼け止めに必要な条件について解説します。
皮膚の炎症を防ぐ「SPF」
「SPF」は紫外線B波(UVB)から肌を守る効果を表す数値です。
UVBは 肌の赤みや炎症を起こしたり 皮膚がんの原因とされている紫外線です。
SPFは一般的に10〜50まであり 数値が大きいほどUVBを防ぐ効果が高くなります。
サーフィンに必要なSPFは30〜50とされていて 何も塗らずにUVBを浴びると 約20分で日焼けをすると言われています。
「SPF1で20分間紫外線を防げる」という意味になるので
例えば SPF50では 20分×SPF50=1,000分(約16時間40分)となります。
つまり「SPF50」であれば 通常約16時間40分は日焼けを防止できるということになります。
ちなみに「SPF50+」の「+」は SPF50よりも日焼けを防止する持続時間が長いという意味です。
シミやシワを防ぐ「PA」
「PA」は UVA(紫外線A波)から肌を守る効果を表す数値です。
UVAを浴びると コラーゲンやエラスチンが破壊され 肌が老化しシワやたるみの原因になったり メラニン色素が増えてシミの原因にもなります。
PA+(プラス)からPA++++(フォープラス)まで4段階あり +の数が多いほどUVAを防ぐ効果が高くなります。
サーフィン用の日焼け止めでしたら UVA防止効果が最も高い PA++++がおすすめです。
水に濡れても紫外線を防げる「UV耐水性」
以前は サーフィンや海水浴などに使用しても落ちにくいものを一般に「ウォータープルーフ」と呼んでいました。
しかし ウォータープルーフと言ってもどれくらいの効果があるのか分かりにくく 明確な基準がなかったため 2024年12月以降の製品には耐水性の効果を表す「UV耐水性」という表記が必要になりました。
日本では「UV耐水性★(40分)」「UV耐水性★★(80分)」というように星1つもしくは2つで表示され 星の数が多いほど耐水効果が高いことを表します。
注意点としては「UV耐水性」は 外部からの水に濡れてもどれくらい紫外線を防止できるかという数値なので 汗にも強いという意味ではありません。
汗をかいても落ちにくい日焼け止めとなれば UV耐水性に加えて密着性の高いテクスチャーのものを選ぶ必要があります。
環境に優しいものを選ぶ
日焼け止めに使われる紫外線吸収剤などの化学物質がサンゴに影響を与え 地球温暖化の原因の一つになっていることが判明しています。
紫外線吸収剤の代表的なものに「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」などがあります。
重たい成分の紫外線吸収剤は海底に沈み蓄積され サンゴの幼生の成長を妨げたり白化などの悪影響を与えるのです。
サンゴはさまざまな海洋生物の住み家なので サンゴが死滅すると生態系が崩れ 魚や他の生物の数が減少します。
そして 温暖化によって海面が上昇すると海岸線が侵食されるので サンゴは私たちサーファーにも密接に関わっています。
最近は 化学物質を使用しない植物抽出物やオイルなどのオーガニック成分で作られる日焼け止めも増えています。
いつまでもいい波でサーフィンするためにも サンゴに優しい日焼け止めを選び 大切な海を守っていきましょう。
肌に優しい成分で選ぶ
日焼け止めによる肌荒れが気になる方もいらっしゃると思います。
日焼け止めに多く使われる紫外線吸収剤(ケミカル)は 紫外線防止効果が高い反面 科学反応によって紫外線をブロックするため 肌の炎症を起こすことがあります。
他に肌荒れを引き起こす成分としては アルコール・防腐剤・香料・着色料などの添加物が挙げられます。
長時間肌に密着するものですし 敏感肌の方や肌の弱い方はノンケミカル(紫外線吸収剤が無配合)なものを使うことをおすすめします。
また 肌をいたわるために できるだけ洗い落としやすいものを選んだり 自分の肌タイプに合った日焼け止めを選ぶようにしましょう。
肌のタイプに合わせて選ぶ
肌タイプは「乾燥肌」「敏感肌」「脂性肌」に大きく分けられます。
乾燥肌タイプの方には 肌に負担のかからないノンケミカル(紫外線吸収剤が無配合)で 保湿力が高いクリームタイプがおすすめです。
また 敏感肌タイプの方も 乾燥肌と同様に肌に負担のかからないノンケミカルで オーガニック・無香料のものがおすすめです。
一方 肌のテカリやベタつきが気になる脂性肌の方には 伸びがよく肌に馴染みやすいものや さらっとしたつけ心地の日焼け止めがおすすめです。
落としやすさで選ぶ
一般的にSPF値・PA値・耐水性が高い日焼け止めは落としにくく 通常の洗顔料や石鹸ではきれいには洗い流せません。
かと言ってクレンジングをすると 肌に必要な油分が奪われたり 摩擦によって肌荒れしてしまうこともあります。
サーフィンで使う日焼け止め効果の数値はどれも高いので 選ぶ前に落としやすさもチェックしてください。
肌に負担をかけないためには「石鹸で落とせる」と表記されたものを選んだり オーガニック成分で作られる日焼け止めや 紫外線吸収剤を使用していないノンケミカル処方のものがおすすめです。
クレンジングでニキビができたり毛穴が詰まることもあるので 石鹸で落とせるタイプの日焼け止めを選ぶか 肌に必要なうるおいを残すマイルドなクレンジングを使うようにしましょう。
日焼け止めは使い分けをしましょう
日焼け止めは SPFもPAも数値が大きいほど効果も高くなりますが そのぶん肌への負担が大きくなります。
普段の生活で使用する日焼け止めとサーフィンで使う日焼け止めで用途に分けて使用するようにしましょう。
例えば サーフィンにも普段の生活にも両方使える日焼け止めを選ぶなら「SPF30」のものだったり サーフィンで絶対に焼きたくないのであれば「SPF50+/PA++++/UV耐水性★★」のものを選びます。
また 顔にはスティックタイプやリップタイプを 体の広い範囲にはクリームタイプやバームタイプを選ぶなど 使用する部位によって使い分けるのもおすすめです。
以上を踏まえて ここからは冒頭でお伝えした「サーフィン用日焼け止めに必要な6つの条件」に沿ってタイプ別に厳選して紹介します。
サーフィンにおすすめの日焼け止め:オーガニック4選
オーガニックの日焼け止めとは 化学肥料や化学合成を使わずに 有機栽培された天然由来の成分を使用した日焼け止めです。
オーガニックの日焼け止めの多くは「紫外線散乱剤(ノンケミカル)」を使用しており 肌にも環境にも優しい日焼け止めと言えますが 本当に肌に合うかどうかは成分を調べる必要があります。
選ぶ際に「オーガニック成分20%以上」「天然由来成分95%以上」「防腐剤無配合」「紫外線吸収剤無配合」や「ノンケミカル処方」などと表記されていれば肌に優しい日焼け止めと言えます。
他には 保湿やダメージケアに効果があるオリーブエキス・アロエベラエキス・ヒアルロン酸などの成分も配合されているかチェックしましょう。
デメリットとしては 天然の鉱物(ミネラル)由来のため粒子が大きく 白浮きしやすかったり伸びにくいことがあります。
また 防腐剤や保存料が含まれていないので 使用期限が短くワンシーズンごとに買い替える必要があります。
肌への刺激が少ないので 親子で安心して使いたいという方や敏感肌の方におすすめです。
モアニ デイリーエッセンシャル サンスクリーン
私が選ぶオーガニック1位は「モアニ デイリーエッセンシャル サンスクリーン」です。
「moani ORGANICS」はメイドインジャパンのオーガニックコスメブランドです。
この日焼け止めは 紫外線防止効果・耐水性ともに最高レベルで 保湿力やつけ心地にも高い評価があります。
UV対策とアウトドアライフの両立をコンセプトに作られた サーファーにぴったりの日焼け止めです。
軽くてなめらかな乳液タイプです。敏感肌の方や子供にも安心して使えます。肌なじみが良く白浮きしにくいので サーフィン以外でも化粧下地としてもストレスなく普段使いできます。使い続けることで しっとり柔らかい美肌をキープできると評判です。
サーフヨギ
オーガニック2位は「サーフヨギ」です。
インドネシア・バリ島のローカルサーファーが作るオーガニック100%の日焼け止めで トップサーファーたちのテストによって確かな効果が認められています。
パッケージは サーファー心をくすぐるサーフワックスのようなデザインで 真夏用と春秋冬用の2種類があります。
肌に塗ると白浮きするので 普段使いには向いていません。粘りのあるテクスチャーで 汗でも流れ落ちないほど肌に密着します。固まって伸びが悪い場合は ドライヤーなどで温めると塗りやすくなります。
オールグッド ティント サンスクリーン バター
オーガニック3位は「オールグッド ティント サンスクリーン バター」です。
オールグッドは 90年代にカリフォルニアで始まったブランドで 自社農場で有機栽培されたハーブを使用した天然スキンケア製品を提供しています。
全てオーガニック認証成分を使用しており しかも石鹸で洗い流せるので サンゴにも肌に優しい日焼け止めです。
ティントは色が濃いめなので サーファーの焼けた肌に向いています。肌の色に合わせて白いタイプと混ぜながら塗るという方もいます。サンスクリーンバターはしっとり感があり ローションタイプはさらっとした軽いつけ心地。
SUNBERRY ORGANICS Vitamin-Sea Sunscreen
4位は 「SUNBERRY ORGANICS Vitamin-Sea Sunscreen(海用)」です。
「SUNBERRY ORGANICS」は ハワイの水着ブランド「Honey Girl」の輸入代理店でもある「FLUXE」から発売されているスキンケアブランド。
オーガニック認証が厳しいと言われるオーストラリアで製造し 原料も全てオーストラリア原産のものを使用しています。
有効成分(酸化亜鉛)以外は99.99%がオーガニック認証取得という高品質の日焼け止めです。
スッと肌になじみ白浮きなし。肌がしっとりするので保湿クリームとしても効果があります。値段は少しお高めですが 使用期限は開封後で2年以内と 一般的なオーガニックUVと比べて長持ちするのがうれしいですね。
サーフィンにおすすめの日焼け止め:スティックタイプ4選
スティックタイプの日焼け止めの一番のメリットは 手を汚さないのでテイクオフやドルフィンで手が滑る心配がないというところです。
塗り直しも手軽で簡単なので 多くのサーファーに愛用されています。
スティックタイプのデメリットは 凹凸部分に塗りムラができたり 広範囲に塗るのに時間がかかるという点です。
とにかく手を汚したくないという方や 手軽に使いたい方におすすめです。
ブリサマリーナ アスリートプロEX UVスティック
スティックタイプの1位は「ブリサマリーナ アスリートプロEX UVスティック」です。
ブリサマリーナの商品は全て日本製で 植物由来の保湿成分配合なので 子供から大人まで安心して使うことができます。
マリンスポーツやトライアスロンなどのプロアスリートのために開発された まさにサーフィンに最強の日焼け止め。
色は白浮きしないクリアタイプと ホワイトとナチュラルブラウンの3つから選べます。
塗ってから時間が経っても心地よいしっとり感が続き ベタつかず肌にすっと馴染むのが気に入っているリピーターも多いようです。汗をかいても落ちない日焼け止めをお探しの方・肌を乾燥から守りたい方におすすめです。
SHISEIDO サンケア パーフェクト サン プロテクター スティック
スティックタイプ2位は「SHISEIDO サンケア パーフェクト サン プロテクター スティック」です。
伸びが良いので塗りやすく 美肌効果もあるので サーフィンだけでなく普段使いにもおすすめです。
資生堂は 世界の海を守るビーチクリーン活動「SHISEIDO BLUE PROJECT(シセイドウ ブルー プロジェクト)」を開始しました。
プロジェクトアンバサダーに五十嵐カノアを起用し 世界で活躍するトッププロサーファー達と共に肌と海を守るための情報発信をしています。
若干ベタつくのが気になる方もいますが ツッパリ感もなくすっと肌に馴染むので付け心地は滑らかです。乾燥肌〜脂性肌まで全ての肌タイプに使用することができます。
バートラ フェイススティック
スティックタイプ3位は「バートラ フェイススティック」です。
バートラは 2004年にハワイで設立されたアクションスポーツ業界初の日焼け止めです。
ミック・ファニングやシェーン・ドリアンなど 世界のプロサーファーも愛用しており ハワイアンライフガード協会公式の日焼け止めにもなっています。
紫外線防止効果や耐水性は最高レベルで 環境にも肌にも優しい日焼け止めです。
洗い落としにクレンジングが必要なので 洗顔後は保湿ケアをしましょう。
直接塗れるのがメリットなのですが 白浮きするので 気になる場合は塗りのばして肌に馴染ませる必要があります。また コンパクトであるためしっかり体にまで塗るには量が少ないという方もいます。コスパより手を汚さず簡単に塗れる手軽さを重視する方におすすめです。
ココサンシャイン フェイススティック
スティックタイプ4位は「ココサンシャイン フェイススティック」
スポーツを快適に楽しむために人と地球に優しい日焼け止めを提供している 日本のスキンケアブランドです。
紫外線防止効果はやや控えめですが 夏のサーフィンでも十分なレベルです。
敏感肌の方や 強すぎる日焼け止めでは肌への負担が気になるという方におすすめです。
塗り心地はソフトで滑らか。軽いタッチで伸ばせて肌に馴染みやすいのが特徴です。サーフィン用としてはリーフセーフ処方の「ココナッツホワイト」「ハニーオークル」「マンゴーブラウン」の3色をおすすめします。中でも「ハニーオークル」はサーフィンでも落ちにくく 日本人の肌の色に合うと評判です。
サーフィンにおすすめの日焼け止め:バームタイプ3選
バームタイプの特徴はその固さです。
粘度が高く 肌にしっかり密着するので 汗で流れ落ちたり目に染みることがありません。
また ローションのように液だれする心配がないので 慌てずに塗ることができます。
そのままでは固く 肌への伸びがあまり良くないので 体温やドライヤーなどで軽く温めて柔らかくするとスムーズに塗ることができます。
コーラリリー サンゴに優しい日焼け止め UVバーム
バームタイプ1位は「サンゴに優しい日焼け止め UVバーム」です。
この「サンゴに優しい日焼け止め」は 一人の沖縄の女性が地元ダイバーから「日焼け止めでサンゴが死ぬよ」と言われたことをきっかけに誕生しました。
ココナッツオイルやシアバターなど100%天然由来成分で作られているので 子供から大人まで安心して使えます。
石鹸で洗い落とせて保湿効果もバッチリです。
固めのバームですが 体温で温めながら塗り伸ばせば 白残りせず肌に馴染みます。メイクのくすみ防止成分や保湿成分も含まれており 肌がしっとりきれいに見えるとのこと。化粧下地としても使えてメイク落とし要らず。女性にもうれしいですね。
ホワイトゴリラ UVバーム
バームタイプ2位は「ホワイトゴリラ UVバーム」です。
ホワイトゴリラは日本製のコーラルフレンドリーな日焼け止めバームです。
サーフィンなどの激しいウォータスポーツでも落ちにくいように固めのバームになっていて 塗り残しを防ぐためあえて白く残るタイプとなっています。
ウェットスーツなどへの色移りに注意しなくてはいけませんが サーフィンで絶対に日焼けをしたくないという方には ホワイトゴリラは最強の日焼け止めです。
シャカ サンスクリーン
バームタイプ3位は シャカブランドの「シャカ サンスクリーン」です。
ハワイ・オアフ島のマノアで作られている日焼け止めで 売上げの一部がダイヤモンドヘッドの環境保護団体へ寄付されています。
原料は全てオーガニックで 子供や敏感肌の方も安心して使うことができます。
使うたびにハワイを感じられる 甘い香りの日焼け止めをお探しの方におすすめです。
ハワイ仕様のため日本の寒い季節は固くなってしまいますが 15分ほど人肌で温めると伸びが良くなります。色は3色。オリジナル・ライトブラウン・ダークブラウンから選べるので好みや肌の色に合わせられるのがいいですね。塗るたびにチョコレートの甘い香りに包まれるので癒し効果もあります。
サーフィンにおすすめの日焼け止め:クリームタイプ2選
クリームタイプの日焼け止めは なめらかで伸びやすく肌に密着しやすいので 全身にムラなく塗ることができます。
その反面 オイルの含有量が多いため落としにくいのがデメリットです。
クリームタイプは 保湿力が気になる乾燥肌の方や スキンケア効果を重視する方におすすめです。
ブリサマリーナ アスリートプロ UVクリーム
クリームタイプ1位は「ブリサマリーナ アスリートプロ UVクリーム」です。
スティックタイプ同様 紫外線防止効果は SPF50+/PA++++ の最高値で UV耐水性★★で 長時間のサーフィンにも安心です。
内容量70gなので 腕や脚など広範囲にたっぷり使えます。
顔にはスティックを 全身にはクリームというように使い分けるのもおすすめです。
日常使いもできるホワイトと 白浮きが気になる方におすすめのライトベージュの2色。2時間海に入っても落ちにくく焼けないということで リピートするサーファーが多いようです。
皇漢薬品研究所 GO NATURE サンスクリーンクリーム
クリームタイプ2位は「GO NATURE サンスクリーンクリーム」です。
皇漢薬品研究所は 日本サーフィン連盟のオフィシャルパートナーです。健康食品やサプリメントを通じてサーフィン業界をサポートしています。
また「サンゴを守ろう!プロジェクト」を立ち上げ 環境保全にも力を入れています。
この「GO NATURE」は サーフィンだけでなくテニス・ゴルフ・キャンプ・アウトドアなど全スポーツに対応しているプロフェッショナルグレードの日焼け止めです。
サラッと伸びる軽いテクスチャーで肌になじみます。ベタつかず白浮きしにくいので 化粧下地としても使用できます。
バジャー スポーツミネラル サンスクリーンクリーム
クリームタイプ3位は「バジャー スポーツミネラル サンスクリーンクリーム」です。
バジャー(BADGER)は1995設立の アメリカの日焼け止め市場ではトップブランドです。
オーガニックボディケアメーカーとして アメリカの非営利環境団体「環境ワーキンググループ(EWG)」から高い評価を得ています。
油分が多めで重いテクスチャーなので普段使いには向いていませんが 敏感肌や乾燥肌の方におすすめです。
はじめは白浮きしますが 塗り伸ばすことで肌に馴染みます。豊富な保湿成分が肌に吸収され 洗い落としたあとも保湿効果が実感できます。敏感肌の子供にも安心して使えると評判です。
サーフィンにおすすめの日焼け止め:ローションタイプ
ローションタイプの日焼け止めは クリームタイプよりも伸びがよく広範囲にも塗りやすいのが特徴です。
水分が多いぶんベタつきは少ないのですが 保湿力はクリームタイプに劣ります。
つけ心地がサラッとしているので 脂性肌の方におすすめです。
バートラ サンスクリーンローション ホワイト
時間が経ってもしっとり感が続き 化粧下地としても使えます。サーフィンでも落ちにくいと評判です。
サーフィンにおすすめの日焼け止め:唇用2選
顔や体と同じく 唇も日焼けをしています。
皮膚の中でも唇は薄く繊細なので 日焼けをすると水分が失われ ひび割れたりカサカサになってしまいます。
唇を紫外線から守りながら保湿をすることで荒れを防ぐことができます。
バートラ ココナッツ リップバーム
「バートラ ココナッツ リップバーム」は 唇に優しいSPF15の日焼け止めです。
リップタイプには珍しい 耐水効果のあるサーフィンのためのリップバームです。
バートラのリップバームはココナッツの香りでつけ心地が良いと評判です。耐水性もあるのでサーフィンやマリンスポーツで使用できます。有効期限は12ヶ月です。
ブリサマリーナ アスリートプロ UVリップクリーム
2つ目は「ブリサマリーナ アスリートプロ UVリップクリーム」です。
オーガニック成分配合で 汗や水に強いウォータープルーフ処方。
こまめに塗り直すことで 敏感な唇を紫外線や乾燥から守ります。
紫外線ケアを忘れがちな唇もしっかり保湿しましょう。
SPF30であれば肌への刺激も少ないので 日常生活やちょっとした外出など普段使いもできます。日焼けで唇がカサカサになるのが気になるという方におすすめ。コンパクトなリップタイプなので 気軽に塗り直しができます。
タイプ別早見表
ここでは はじめにお伝えしたサーフィン用日焼け止めに必要な条件をクリアしたものを タイプ別に分かりやすく表にまとめました。
耐水時間・肌タイプ・落としやすさなど 気になるポイントで選んでみてください。
タイプ | 商品名 | 紫外線防止効果 | 耐水性 | 肌タイプ | 落とし方 |
---|---|---|---|---|---|
オーガニック | モアニ デイリーエッセンシャル サンスクリーン | SPF50+ PA++++ | UV耐水性★★ 80分 | 全肌タイプ | 石鹸+お湯 |
サーフヨギ | SPF/PA 不詳 | 3〜4時間 | 全肌タイプ | 石鹸 | |
オールグッド ティント サンスクリーン バター | SPF50 ブロードスペクトラム | 80分 | 全肌タイプ | 石鹸 | |
SUNBERRY ORGANICS Vitamin-Sea Sunscreen | ブロードスペクトラム | 2時間 | 全肌タイプ | 石鹸 (+クレンジング) | |
スティックタイプ | ブリサマリーナ アスリートプロEX UVスティック | SPF50+ PA++++ | UV耐水性★★ 80分 | 全肌タイプ | ボディソープ・ 洗顔料 |
SHISEIDO サンケアパーフェクト サンプロテクター スティック | SPF50+ PA++++ | UV耐水性★★ 80分 | 全肌タイプ | 洗顔料 | |
バートラ フェイススティック パールホワイト | SPF50+ PA++++ | 80分 | 全肌タイプ | クレンジング | |
ココサンシャイン フェイススティック | SPF45 PA+++ | 2〜3時間 | 敏感肌〜 | クレンジング | |
バーム タイプ | サンゴに優しい 日焼け止め | SPF50+ PA++++ | 不明 | 敏感肌〜 | 石鹸+ぬるま湯 |
ホワイトゴリラ UVバーム | SPF50+ | 2〜3時間 | 全肌タイプ | クレンジング | |
シャカ サンスクリーン | SPF/PA 不詳 | 2時間 | 敏感肌〜 | 石鹸 | |
クリーム タイプ | ブリサマリーナ アスリートプロ UVクリーム | SPF50+ PA++++ | UV耐水性★★ 80分 | 全肌タイプ | 石鹸・洗顔料 |
GO NATURE サンスクリーンクリーム | SPF50+ PA++++ | 1時間 | 全肌タイプ | 石鹸・ハンドソープ | |
バジャー スポーツミネラル サンスクリーンクリーム | SPF40 ブロードスペクトラム | 80分 | 乾燥肌 敏感肌 | 石鹸+ぬるま湯 | |
ローションタイプ | バートラ サンスクリーンローション ホワイト | SPF44 PA+++ | 2時間 | 全肌タイプ | クレンジング |
唇用 | バートラ ココナッツリップバーム | SPF15 | 80分 | 全肌タイプ | 洗顔料 |
ブリサマリーナ アスリートプロ UVリップクリーム | SPF32 PA+++ | ウォータープルーフ | 全肌タイプ | 洗顔料 |
ハワイで禁止された日焼け止めの成分とは?

コロナ禍で観光客が激減したハワイで 驚くべき現象が見られました。
シュノーケリングで有名なオアフ島・ハナウマベイが閉鎖されていた9ヶ月の間に 海水の透明度が64%も上がったという調査結果が出たのです。
これは間違いなく人間が汚していたことになりますね。
原因の多くは日焼け止めによるものです。
2021年1月 ハワイではサンゴに有害な成分である「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」を含む日焼け止めの販売を禁止する法律が可決されました。
海の中で人の肌から剥がれ落ちた化学成分がサンゴ礁に流れ込み サンゴの成長を遅らせ 白化・死滅させることが分かったのです。
また サンゴにとって有害な物質オキシベンゾンは洗った後も人の体に残り ホルモンや生殖器系にも影響を与えるという研究もされています。
サンゴが死ぬということは 海の生き物の住む場所がなくなるので 生態系がどんどん崩れていくことにもなります。
私たちサーファーは海の恩恵を受けている以上 このまま有害な日焼け止めを使い続けることはできません。
今からでも間に合います。海と地球と私たちにとって害のない日焼け止めに替えましょう。
まとめ
この記事では サーフィンにおすすめの日焼け止めを紹介しました。
SDGsの目標の14番目に「海の豊かさを守ろう」とあるように 世界全体が海の環境保全に向かっています。
一人が使う日焼け止めはほんの少しかもしれませんが 世界全体で考えると大変な量の化学物質が海に流れています。
肌と環境を守って楽しくサーフィンを続けていきましょう。
コメント