こんにちは!このブログではサーフィンに関連する内容の記事を書いています。
東台湾でのサーフィンはあまり知られていないようですが
初心者でもサーフィンできますか?
台湾でサーフィンといえば 北東部の金山ポイントや南部の佳楽水ポイントなどがメジャーだと思いますが 東側にも素晴らしいサーフスポットがあります。
東台湾エリアは太平洋からのうねりをダイレクトに受けやすいのが特徴です。
シーズンは10月〜5月。ほとんどがリーフや玉石で比較的上級者向けのポイントが多いのですが 初心者が楽しめるビーチもあります。
ウェットスーツは冬でもスプリング もしくはジャージフルスーツがあれば安心です。
台湾東部は他の地域に比べて公共交通機関があまり発達しておらず 台北市内からも高雄市内からも在来線で2〜3時間かかります。
その後ポイントまでは 現地ガイドに連れて行ってもらうか電車やバスでの移動といった感じです。
マイボード持参の場合 電車や中距離バスに荷物スペースはありますが 長さによっては乗れないこともあるので確認が必要です。
東河の金樽ポイントでは 2011年から毎年WSLの台湾オープンが開催されていて 今後ますます発展していきそうなエリアとなっています。
この記事では まだあまり知られていない東台湾のサーフポイントをまとめてみました。
初心者の方は 下の条件に当てはまるようなポイントを選んでいきましょう。
- 地元サーフショップがスクールを行なっている。
- ボードレンタルができる。
- 混み合っていない。
- 周辺にシャワー・トイレがある。
ただし 天候やシーズンによってはサイズアップや強いカレントが発生する場合があります。日本でのサーフィンと同様 自分の技量を過信しないことが前提です。
台湾サーフポイントマップ
地図上の名前は 現地でも通じるようなるべく中国語の発音に近づけて表記しました。
独特の発音もあるのでカタカナのまま言っても通じない場合もありますが もし場所が分からないときはローカルの人に聞いてみましょう。
中国語でサーフィンは「衝浪(チョンラン)」サーフボードは「沖浪板(チョンランバン)」と言います。
東台湾サーフエリアガイド
花蓮北浜(ファーリェン ベイビン)
北浜は花蓮港の南側にあるビーチです。左手に港の防波堤があり 波は比較的穏やかなので初心者でも入ることができます。北浜公園にはトイレや足洗い場もあります。
「花花浪戶外衝浪教室」は店舗を持たないサーフィンスクールです。日本語には対応していませんが 簡単な英語が理解できればレッスンを受けることができます。英文でチャットできる方はFacebookで予約をしてみてください。
台北駅から花蓮駅までは全席指定の特急列車「自強号」で約3時間。最新の全席指定特急「太魯閣号」なら約2時間で行くことができます。(ともに片道約2,000円)
また バスのみで行く場合は 台北駅の2つ先にある南港駅の「南港轉運站西站(バスターミナル)」から「統聯客運」というバスの北花線1663番(南港⇄花蓮)に乗ります。所要時間は約3時間30分 運賃は片道約1,300円です。
花蓮駅から北浜までは約3.5kmなので自転車でも約15分で行くことができます。
花蓮駅前にはいくつか自転車やバイクのレンタルショップがあり 例えば GIANT直営店の「Giant Hualien Station Bicycle Rental」では ママチャリなら1日2,000円ほど 電動アシスト付き自転車は2時間で約2,000円から借りることができます。
バイクの場合は国際免許証が必要であったり事前に確認が必要ですが 自転車ならパスポートさえあれば借りることができます。
磯崎(ジーチー)
「磯崎」はレフト・ライトともに割れるビーチブレイクです。波質はそれほど良くありませんが初心者におすすめのポイントです。左手にある岩場は波にはあまり影響しませんが 南西からの台風のうねりなどでコンディションが上がる可能性もあります。北〜北東のうねりと南西の風がベストです。
海水浴場なのでシャワー・トイレもあり 駐車場も整備されていますが 夏の海水浴シーズンには入場料を取られることがあります。
花蓮北浜でもお伝えしたように 台北駅から花蓮駅までは台湾鉄道の特急「太魯閣号」や「自強号」で2〜3時間です。花蓮駅から磯崎海水浴場(JIQI BEACH)までは「花蓮客運1140」というバスで1時間30分ほど南下します。
なお 途中のバス停「橄樹脚」で降りれば 上級者向けスポットの「鹽寮漁港(Gongs)」は目の前です。
都歴(トリク/ドウリー)
「都歴」は先住民のアミ族によって保護されてきたビーチです。所々岩がありますが 満潮時には初心者も楽しめる波があります。
近くにサーフショップがありスクールやボードレンタルも行っています。まずはローカルサーフショップの「都歷海洋教室 Torik Ocean Surf」に行って 海の入り方やカレントなどの情報収集をしてみましょう。
Torik Ocean Surfのスタッフは日本語があまり通じないため 東河の「YaSu屋」でサポートを依頼するのがおすすめです。
台湾高速鉄道(新幹線)を利用してのアクセス方法は まず台北から終点の「高鐡左営站」(站=駅)まで行きます。同駅構内の「新左営站」から「台東火車站」まで 台湾鉄道の「普悠瑪333」で約2時間30分。「台東火車站」からさらに成功行き8103のバスなどに乗り約1時間40分の「東管処」で降ります。そこから徒歩10分でドウリービーチに到着します。
※台湾高速鉄道(新幹線)は手荷物1個あたりの長さが150cm以内(3辺の合計が220cm以内)・総重量40kg以内となっています。サーフボードは持ち込みできませんのでご注意ください。
台湾高速鉄道で台北から高雄まで行く方法はこちらの記事をご覧ください。
東河(ドンホー/ドンフア)
「東河」は馬武溪という川の河口にあるポイントブレイク。サイズアップすると初心者にはおすすめできませんが中級以上であればサーフィン可能です。
冬の間はレフト・ライトともに安定した波があり 波質も良いので人気のスポットです。インサイドの玉石と干潮時の岩に注意が必要です。北東〜南東のうねりと西・南西の風がベストです。
海岸近くにはサーフショップがいくつかあります。サーフショップ&ゲストハウスを営む「熱帯低気圧」はレンタルバイクや空港からの送迎もあります。日本語で対応してもらえるので まずは情報収集のためにも一度訪れてみましょう。
高雄市の左営駅から都歴行きと同じ「普悠瑪333」で台東駅まで行き 成功行きのバスで約1時間10分の「東河橋」バス停で降ります。バス停から徒歩約500mのところです。
金樽(ジンズン)
「金樽」は台湾でもベストサーフスポットと言われる場所です。毎年11月にはWSLのQSイベント「台湾オープン」が毎年開催されます。
ビーチブレイクですが冬の間は初心者向きではありません。ボトムには玉石があり 金樽港をはさんで左右にポイントブレイクが発生します。北東〜南のうねりと北西・西の風がベストです。
金樽港の駐車場にはシャワー・トイレがあります。周辺にはサーファー向けの民宿やサーフショップがあり スクールやボードレンタルも行っています。「BRAVE SURF」では簡単な英語ができればスクールを受講できます。近くに日本人が経営する居酒屋「YaSu屋」もあるのでそちらでも情報収集してみてください。
高雄市の左営駅から都歴行きと同じ電車「普悠瑪333」で台東駅まで行き 成功行きのバスに乗り換えて約1時間の「金樽」バス停で降りれば到着です。
東台湾サーフエリア:まとめ
東台湾エリアで初めて入る場合は 初心者に限らず現地ガイドに案内してもらうと安心です。
その人のレベルに合ったサーフポイントやおすすめの飲食店などにも連れて行ってもらえます。まずはメールやSNSで現地のサーフショップに問い合わせてみましょう。
台湾鉄道(在来線)に乗る場合は 荷物の制限(2m以内・30kg以下)があります。ロングボードなど長めの板を持って行く場合はチャーターでの送迎を予約する必要があります。
ショートボードを持参する場合は 中・長距離バスでの移動も検討してみてください。
週末の電車チケットは売り切れてしまうことも多いので 旅程が決まっているのであればできるだけ早めに(遅くても乗車の2週間前までに)予約をしておいてください。
また MRTは週末・祝日に限り180cm以下のサーフボードが持ち込み可能です。それ以上になると乗車拒否されてしまう可能性があるので注意してください。
電車やバスはお得な割引きのある交通系ICカードの「悠遊カード」がおすすめです。公共交通機関をよく利用するのであればぜひ購入してください。提携しているコンビニや飲食店などでも利用できるのでとても便利です。
レンタカーやレンタルバイクを利用したい場合は 運転免許証の中国語翻訳文をJAFのサイトで申請しましょう。申請してから受け取りが可能になるまで2週間以上かかることもあるため余裕を持って申請をしておきましょう。
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