こんにちは!このブログではサーフィンに関連する内容の記事を書いています。
最近リップカールのデザインが可愛いと思うんですが
どんなブランドなんですか?
RIPCURLの歴史
二人のサーファーの出会い
1969年 オーストラリアの南西 メルボルン郊外にあるトーキーという町のギルバートストリート。
Bells Beach(ベルズ・ビーチ)で有名なこの町で ダグ・ワーブリックとブライアン・シンガーという二人のサーファーが出会いました。
3月 シェーピングを終えたばかりのクロウことダグ・ワーブリックは 当時理科の教師をしていたシングディングことブライアン・シンガーと意気投合し ベルズのサーフシーズンをどう過ごすかという話題で盛り上がりました。
クロウは「一緒にサーフボードを作ってみないか」という提案を申し出ます。
それが実現すれば好きなだけサーフィンができると悟ったブライアンは「もちろんだよ」と答え その2日後には教師の職を辞していました。
このパーフェクトなタイミング 必然のような出会いによってリップカールは生まれたのです。
1969年
クロウはサーフボードのシェープにかかりきりになり ブライアンはグレートオーシャンロードにあったガレージをサーフボードの工房にするための改築に取り組みます。
彼らは1ヶ月でその準備を完成させました。
そして1969年4月 ついに最初のサーフボードが完成しました。
クロウは週4本のペースでサーフボードを作り ブライアンはサンディングとフィンの製作を庭で行いました。
ファクトリー移設
その冬は仕事も順調なだけでなく ベルズビーチは波に恵まれ サーフボードのテストに十分時間をかけることができました。
11月に入るとガレージは手狭になり そのためボストンロードの古いパン工場を週10ドルで借り ファクトリーを移します。そこにシェーピングベイ、グラッシングとサンディングルームを設け 週12本の製造を可能にしました。
ウェットスーツの製造
12月 二人はローカルサーファーのアラン・グリーンを迎え入れウェットスーツの製造も始めました。
アラン・グリーンはダイビング用のウェットスーツの会社「オーストラリアンダイバーズ」にいたこともあり 厚手のゴム素材はメルボルンのクレイトンで「Pffaf 138 zig zag」というミシンで縫製されていることを知ります。
彼らは外注に製造を発注していましたが 製品の需要と品質向上のために全て自社で行う決断ことにしました。ウェットスーツ製造部門はジーリーベイロードにあるクロウの家に移転することになりました。
激動の時代
その頃の一般社会は激動の時代でした。 世の中はフラワーパワーと反体制のムードに満ちあふれていました。ビジネスにおいても例外ではありませんでした。
アラン・グリーンは1970年4月 リップカールを離れ クロウとブライアンの援助をもとに クイックシルバーを立ち上げます。しかし結局 彼らの目指すところに相違が生まれ パートナーシップは終わりを告げました。
その後の道のり
古いパン工場に拠点を置いたリップカールは活気にあふれ あっという間に手狭となります。そこでクロウとブライアンの二人は工場のとなりの家をウェットスーツの工場としました。
第二次世界大戦にパイロットのブーツを縫製するために開発されたミシン「1910 Singer Up The Arm Zig Zag」を手に入れ 新しいロングジョンの脚部の縫製に使い そしてそのウェットスーツはアメリカ製の快適なネオプレーン・ラバーテックスを使用していました。
そんな中 クロウとブライアンはこの古いパン工場を サーファー達を招き入れる本拠地にしたいと考えていました。
クロウは当時の様子を回想します。「そこはメルボルンという都会からドロップアウトしたサーファーの駆け込み寺だった。彼らは堕落しクリシュナに救いを求めているような有様だった。でも少しずつ回復して 彼らはリップカールの工場でウェットスーツを作るようになったんだよ」
サーフィンブームと重なり リップカールは順調に売り上げを伸ばしました。そして1976年に古いパン工場からギーロングロードに新社屋を建設。さらに1980年になると その向かいに現在のリップカール本社が移りました。その場所はトーキー サウスコーストハイウェイ101にあります。
当時の様子を想像するだけでなんだかドキドキしますね。
サーフィンというものが人に与える影響力の大きさを感じます。
今の時代 新しく何かを始めるのはなかなか難しいけど
自分も未来のために何かしようという気持ちにさせられます。
ロゴマークやサーフギアなどは時代に合わせてどんどん洗練されていますが RIPCURLのデザインや色使いはどことなく昔の雰囲気を残し 創立から50年以上たった今も独特の存在感があります。
東京オリンピックサーフィン女子で銅メダルを獲得した 都築 有夢路(つづき あむろ)選手もRIPCURLのチームライダーですし 世界チャンピオンを3度獲得した Mick Fanning(ミック・ファニング)や 伝説のサーファー Tom Curren(トム・カレン)など 世界に名を残す素晴らしいプロサーファーたちが在籍しています。
2022 RIPCURL おすすめウェットスーツ
ウェットスーツをフルオーダーをする時代はもう終わりつつあるのかもしれません。
それくらいリップカールのウェットスーツは柔らかく伸縮性に優れています。
通常フルスーツをオーダーする場合 体の部位を何十箇所も計測してオーダー表に記入します。
最新の素材「E6 スーパーストレッチ」を採用したウェットスーツは 既成サイズの中から自分の体型に近いサイズを選ぶだけです。
それほどまでに伸縮性を追求したウェットスーツなのです。
E-BOMB E6(イーボム イーシックス)
リップカールの最上級グレード 最新のE6ネオプレン100%のハイパフォーマンス ウェットスーツ。
抜群の伸縮性となめらかな流線型のフィット感は決してサーフィンの邪魔をしません。
パドルに影響のないカッティングパターンで肩周りの疲れを軽減。
ストレスのかかる部分にはE6ストレスポイントテーピングを施し 強度と耐久性を高めます。
さらに サーモライニングとチェストジップエントリーシステムとの組み合わせで 冷たい水中での保温性を実現します。
DAWN PATROL(ドーンパトロール)
高品質で丈夫なウェットスーツを手頃な値段で探しているなら このDAWN PATROLがおすすめです。
E-BOMBの一つ下のモデルではありますが 高品質素材のE5ネオプレンを採用し ハイストレッチ・ハイパフォーマンスを実現しました。
ストレスのかかりやすい箇所にE5テーピングを施し 強度と耐久性を高めます。
スムーズメッシュラバーパネルは 太陽熱を吸収し 風による冷却を避けます。
DAWN PATROL(夜明けのパトロール)は まさに日の出と共に海に入るサーファーのためのウェットスーツです。
OMEGA(オメガ)
安価モデルでありながら ハイエンドな機能を備えたOMEGA。
E5ネオプレンラバーは 従来のE4ストレッチラバーに比べて30%伸びがよく 20%軽い素材。
3層で接着したボンドとダブルのすくい縫いによって 縫い目から水の侵入を防ぎ 着心地も快適です。
ストレスのかかりやすい繋ぎ目は 内側にポイントテープ加工を施し 耐久性を高めます。
気兼ねなく使えるウェットスーツとして一着持っておくと重宝しそうですね。
どのタイプも全てのサーファーがストレスなくサーフィンするために作られています。
50年積み重ねてきた経験と技術がこのウェットスーツに詰め込まれていることは間違いありません。
今後ウェットスーツを買う予定のある方 リップカールは要チェックです。
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Oceanview Storeでは RIPCURLの商品を多く取り揃えています。
今後さらに入荷を予定していますので ぜひチェックしてみてくださいね↓
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