サーフィンを始めよう!始めるなら何月?

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サーフィンを始めてみたいです。

始める時期や必要な道具を教えてほしいです。

サーフィンを始めたいけど どのタイミングでどうやって始めたらいいのかと悩んでいる方はいませんか?

私がサーフィンを始めたのは たしか1991年の5月でした。

台風が発生したことも気にせず 先輩から譲ってもらったサーフボードを持って海に向かいました。

案の定 波は高く ボードの上に腹ばいになることもまともにできず 30分もしないうちに砂浜に座り込んでいました。

幸いケガもなく帰ることができたのですが 今考えると無謀だったと反省しています。

サーフィンを始めたばかりのころは 場合によっては重大な事故やケガにもつながるので 季節や波のコンディションを十分考慮しなくてはいけません。

まずは 自分のレベルに合った波のサイズや初心者向きのサーフポイントで始めましょう。

そのためには 中級者以上のサーファーに教えてもらうか サーフショップが行っているスクールに参加することをおすすめします。

決して初心者だけで海に入らないでください。

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サーフィンに興味を持ったら体験してみよう

サーフィンにハマると人生が変わります。良くも悪くも。

30年前 デスクワークの仕事をしていた私は パソコンを前に神経をすり減らしていました。そんな時 先輩から半ば強引にですが おさがりのサーフボードを買いました。「DROPOUT」デコボコのショートボードでした。先輩から話にはいろいろ聞いていて面白そうだなとは思っていたので ボードが手に入りすぐに海に行ってみることにしました。

どこがポイントなのかもわからないまま とりあえず海パン・ビーチサンダル・バスタオル そしてポリタンクに水を汲んで海に向かいました。なんだかそれっぽい車が入っていく道をついて行くと そこは今まで見てきた海の景色とはちょっと違うまさに大自然。トイレもなくシャワーもなく 道路は舗装されておらずぬかるんでいました。

なんだかドキドキしてきました。緊張してぎこちない感じで海パンとラッシュガードに着替えサーフボードを脇に抱えいざ入水。海に浸かりボードに腹ばいにはなったものの 波に揺られてまともにじっとしていることすらできませんでした。 次から次に来る波に押し返されて何度もひっくり返り 板の上に戻るだけで精一杯。そして30分後には砂浜に戻って座り込んで 放心状態で水平線の彼方を眺めていました…。

30年たっても 最初の日の景色をまだ最近のことのように覚えてます。なんだか悔しくて情けなくて恥ずかしかったです。でもみんなそこからスタートします。

最初は全然波に乗れません。面白くないと思ったらそれまでですが 頑張った先にはとんでもなく素晴らしい世界が待っています。サーフィンは何歳からでも始めることができますし どこまでやるかは自分で決められます。体が動く限り一生続けられるスポーツです。自然の偉大さを感じていろいろ前向きになれたり 環境についても考えられるようにもなります。

同じ波が二度と来ないように 人生も一度しかありません。サーフィンに興味があるのであればまずは体験してみてください。

サーフィンを始めるおすすめの季節

サーフィンを始める季節としては 春から秋であればいつでも始めていいと思います。地域ごとに波の良くなる季節は違いますが ほぼ日本のどこかで波は立っています。

初めは小さい波で十分です。初心者向きのポイントというのがどのエリアにもあるので 自分のレベルに合ったポイントを見つけてみましょう。そして それぞれの季節に合った水着やウェットスーツを用意しましょう。

春(5月〜6月下旬)

台風シーズン前の 春から初夏がおすすめです。まだ人も多くなく 春のうねりが入り波が良くなってきます。ただし 5月はまだ水温が低いので 体を冷やさないためのジャージタイプのフルスーツが必要です。

ベーシックなものは2万円前後から買えますし 季節的にも長く使えるのでジャージフルスーツは持っておいた方が良いでしょう。北日本や北陸以外の地域であれば 5月の中旬ごろから半袖タイプのシーガルが着られるようになります。

秋(9月下旬〜11月中旬)

秋はまとまったきれいな波が立つことが多く 実は一番オススメなシーズンです。小振りな波でも乗りやすく 集中して練習するならこの季節です。

前半は水温が下がっていないため 上は長袖ジャケット 下はボードショーツといった格好でも可能です。後半は気温・水温ともに下がってくるので 徐々にジャージのフルスーツを着るようにしていきます。日本海側は気温・水温ともに下がるので インナーを着るなどの寒さ対策が必要になってきます。

夏(7月〜9月)

夏は混雑するので 場所によっては練習には不向きかもしれません。もちろん混雑を避けて 波のサイズが小さい日(ヒザ〜ハラサイズ程度)であれば十分練習できます。

注意したいのは 混雑による怪我やトラブルの他に 低気圧による急な波の変化・離岸流による強い潮の流れです。初心者のうちは天気予報や波情報だけで予測することは難しいです。 サーファーの先輩やショップの人に そのポイントの地形の特徴や危険な場所などを聞くなど しっかり情報収集をしてから行くようにしましょう。

水温が高くなると クラゲやサメなどの水中生物の被害も出てきます。この季節は周りをよく見て行動するようにしましょう。雷にも注意してください。落雷情報が出ていたり 怪しい雲があったら入らないことです。海の中で雷が落ちたら感電してしまい 最悪の場合は死亡することもあります。

冬の太平洋側は小波の日が続き 日本海側・東シナ海側がシーズンになってきます。冬から始めたいのであれば ドライウェットスーツが必要になります。水温が下がるとジャージウェットスーツでは耐えられず 長時間入ることはできません。ドライスーツは体型に合わせたオーダーが必要だったり 値段も高めであることから 最初から購入するのはおすすめできません。

上達するにつれて冬の準備もしていきましょう。

サーフィンを始めるのに必要な道具

以前はサーフィンを始めようと思ったら 誰かから譲ってもらわない限り地元のサーフショップへ行って道具を揃えなければいけませんでした。

サーフショップで購入すればスクールに連れて行ってもらえますしいろいろな情報を得られますが お店に入るのにはちょっと勇気が要りますね。入ったはいいけど何も買わずに帰るのは心苦しいですし 思ったより高い買い物になる可能性もあります。

最近はほとんどの県に大型専門店もありますので 気に入ったお店が見つかったのならそこに通っていいと思います。時代は移り変わり 今ではインターネットで全て揃えることができるようになりました。ある程度その商品の評価を調べることもできますし たいていのものはネットでも買えます。しっかりリサーチすれば損をしない道具選びができます。

では サーフィンに必要な最低限の道具をご紹介します。

サーフボード

ショートボード・ロングボード・ファンボード・ソフトボードとタイプがあり 長さや重さにもいろいろあります。

中古のショートボードであれば5〜6万円でそこそこのものが見つけられます。

サーフボードの種類については別の記事で紹介しています。

デッキパッド

EVA素材などでできており サーフボードのテール部分に強粘着の3Mなどで貼り付けます。グリップ性の向上とアクションをサポートする役割があります。また後ろ足の位置を決める目安にもなります。一度貼ったら剥がれたりグリップ力がなくなるまで使い続けるものになります。

リーシュコード

サーフボードと自分の足をつないでおく 伸縮性・耐久性に優れたポリウレタン製のロープです。

自分を守る命綱であり他人を怪我させないためにも リーシュコードは絶対につける必要があります。

ウェットスーツ

水温や気温によって着るものが変わります。

真夏であれば下はボードショーツ 上はラッシュガードもしくはトップだけのウェットスーツ(タッパー・ジャケット)を着ます。春や夏は半袖タイプや長袖タイプ もしくは全身タイプのフルスーツを着ます。

インナー

ストレッチ性の良い薄手のTシャツやパンツなどがあります。ボードショーツやウェットスーツの摩擦を防げます。

バスタオル/ポンチョ

吸収率の良い大きめのものが便利です。

ボードワックス

滑り止めのためにサーフボードのデッキ(表側)に塗ります。

一般的に COLD(冬)・COOL(春夏)・WARM(初夏)・TOROPICAL(真夏)があります。メーカーによってはワックスを塗る前に定着させるためのベースコートもあります。

ビーチサンダル

海まで歩くのに足場の悪いポイントもあります。ガラスが落ちていたりトゲのある草なども生えていることがあるので気を付けましょう。

水またはお湯

メジャーなサーフスポットにはシャワーやトイレがありますが シャワー設備のない場所も多いので水を持参しましょう。

体を流す方法は人それぞれ違います。ポリタンクから洗面器などに水を汲んで流す人もいれば電動シャワーで浴びる人もいます。

健康保険証

もしも切り傷などで病院に行かなくてはいけない状況になった時のために保険証は常に持参したほうが良いでしょう。保険証がないとその場では全額自己負担になりますが 後日保険証を持っていけば保険料を返金してもらえます。

他にあるといいのは 濡れたウエットスーツなどを入れるコンテナやウェットバッグ・日焼け止め・車のキーを隠すためのキーボックスなどです。

サーフィンを始める上で注意すること

これからサーフィンを始める人・始めたばかりの人へ 注意することや知っておくべきルールをお伝えしておきます。

絶対にフィンを自分の顔や体に向けてはいけません。フィンの端は鋭く 勢いよく当たると深く切れます。

波打ち際ではボードを自分の前に出さないようにしましょう。波打ち際の波はパワーがあることが多く 波がボードに当たるとかなりの衝撃があります。特にボードの先端が顔に当たると危険です。

止むを得ずボードを手から離す時は 周りに人がいないことを確認しましょう。

「行ってしまえ」などと無謀な行動をしてはいけません。自分の体力を過信すると思いがけない事故につながります。自分の限界を知るには時間がかかります。

沖に向かってパドリングをしている最中に 波に乗った人が来たら その人の進行方向とは逆の方向にできるだけ速くよけましょう。ライディングを邪魔することはしてはいけません。もしも邪魔をしてしまったら一言謝る気持ちが大事です。

ワイプアウト(ボードから落ちた状態)のとき 波に乗っている人が自分の方に向かって来たら頭を手で守り水の中に数秒間潜ります。相手が中級者・上級者ならよけてくれますがそうとは限りません。顔や頭を守ることを第一に考えましょう。

波待ちしている人が多いポイントでは その手前(岸寄り)に浮いているのは危険です。練習するのであれば その右か左の少し離れた場所 もしくは人の少ないポイントを選びましょう。

サーフィンができる波が一箇所しかない場合は一番端から入って順番が来るのを待ちます。一つの波に一人一本ずつ。先に入っていた人たちが優先です。

波待ちしている人の目の前をパドルで横切ることはマナー違反です。遠回りするか その人が波に乗ったのを確認してから移動するようにしましょう。

大勢で一斉に入って行ったり 海の上で大声で騒いだりしてはいけません。皆同じように波やその場の雰囲気をシェアしています。自然はもちろん 地元サーファーや他のサーファーもリスペクトする気持ちを持ちましょう。

細かい注意点は他にもいろいろありますが よく言われるのは以上のような内容です。

まとめ

始める時期としては 台風シーズンが来る前の春から初夏 もしくは秋がおすすめです。ウェットスーツも身軽なもので済みますし 人も少なく練習には適しています。

ひと通り道具が揃ったら早速サーフポイントに行ってみましょう。わざわざ混雑した場所で入らなくてもサーフィンができる波は探せば他にいくらでもあります。人が少ない場所のほうがたくさん練習できますし 自分でいい波・悪い波を見分けられるようにもなります。

先輩・サーフショップのスタッフ・地元のサーファーなどに波の特徴や危険な場所などを聞いてから海に入ることも大切です。最初は考えることは多いですが これらを頭に入れて行動すれば怪我やトラブルなく楽しめるはずです。

一人一人がルールを守って みんなで楽しく海をシェアしましょう。

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