台湾でレンタカーを運転しても大丈夫?
台湾でレンタカーを借りていろいろなポイントを巡りたいと考えたことはありませんか?
でも「台湾の人たちの運転は危ない」なんて聞くと レンタカーを借りるのを躊躇してしまいますよね。
私の経験から言うと 交通量の多い都市部を避ければ 慣れない日本人でも問題なく運転できます。
この記事では 台湾でレンタカーを運転するための交通ルールや注意点について解説します。
そして 台湾で車の運転に必要な運転免許証の中国翻訳文の申請方法も紹介します。
レンタカーがあれば自由に行きたいポイントに行けますし サーフィン後の食事や買い物もしっかり楽しむことができます。
もしかするとガイドブックにも載っていないような極上の波が見つかるかもしれません。
この記事を読めば 台湾での運転にも自信がついて 行きたい場所にも自分で行けるようになります。
旅行シーズン中はレンタカーを借りる人が増えます。希望の車種がなくなってまう前にレンタカーを予約しましょう!
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日本人が台湾でレンタカーを運転するために必要な条件
日本人も日本の運転免許証とその中国語翻訳文の両方を携帯していれば 台湾で自動車・バイクを運転することができます。
日本ほど運転マナーが良くないので初心者の方にはおすすめできませんが ある程度の運転経験があれば日本人でも運転することができます。
日本の免許証で運転できるのは入国してから1年以内です。1年以上の長期滞在をする場合は台湾の運転免許証に切り替える必要があります。
台湾では18歳以上が自動車を運転することができますが レンタカーは満20歳以上で 運転免許証の発行から1年以上経過していれば運転することができます。
日本の運転免許証の中国語翻訳文を取得するには 出国前に日本のJAFで発行申請します。オンラインでの申請が可能です。申請してから発行されるまでに2週間ほどかかるので前もって申請しておきましょう。
台湾で運転するための運転免許証の中国語翻訳文の申請方法
日本では JAF(社団法人日本自動車連盟)が運転免許証の中国語翻訳文を作成してくれます。
下記リンクの JAF公式HP内の「運転免許証の翻訳文を発行したい方へ」というページにある「運転免許証翻訳文申請サイト(ウェブ申請)」をクリックします。
用意するものは 現在有効な日本の運転免許証の表面・裏面の画像データと有効なクレジットカードです。
まずはメールアドレスを登録します。
すぐに認証メールが届くので 3日以内にURLにアクセスしてログインの手続きをします。メールに添付されたログインパスワードをコピーしましょう。
メール中にあるURLを開き メールアドレスとログインパスワードを入力します。
「中国語による翻訳文申請サイト マイページ」が開くので 「申請手続きを開始する」をクリックします。
申請情報の入力ページで氏名・住所・免許証に記載されている内容など 必要事項を入力をします。
次のページで免許証の撮影をします。暗かったり文字がぼやけないように鮮明なデータを使用しましょう。
確認ページで内容に間違いがなければ支払い手続きへ進みます。
クレジットカードの支払い情報を入力して確認をクリックします。
翻訳料金は4,400円です。
※発行した中国語翻訳文自体に有効期限はありませんが 運転免許証を更新すると翻訳文と内容が異なるため無効となります。免許更新後は新たに中国語翻訳文を申請しなくてはいけません。
申請から翻訳文が完成するまでにかかる日数は 定休日を合わせると約2週間ほどです。
翻訳文の受け取り方法はセブンイレブンです。翻訳が完成したらマイページで予約番号を確認します。マルチコピー機の「プリント→ネットプリント」メニューで予約番号を入力してプリントをスタートします。
プリントには別途料金(20円/1枚)がかかります。カラーは白黒で大丈夫です。
台湾の交通ルール
車線について
台湾は日本と逆の右側通行・左ハンドルになります。
左右の意識を切り替える必要があるので 慣れるまでは注意が必要です。
例えば 高速道路で3車線あれば 一番右が低速車。真ん中が走行車線。左側が追い越し車線になります。
一般道では 自転車やバイクのレーンが右側にあり「機慢車専用」と表示されていたりします。逆に「禁行機車」と書いてある車線は バイク走行禁止レーンということです。
中央分離帯がない場合 対向車線を区切る線は黄色(実線・破線・2本線)です。逆走しないように注意してください。
また 同一方向に複数の車線がある場合 車線を区切る線は白色です。白い破線は車線変更が可能で 2本の白い実線は車線変更禁止です。
点滅信号のある交差点では 黄色点滅が優先になります。もし目の前が赤色点滅であれば 一時停止して黄色点滅側の車両に道を譲りましょう。
駐車について
路肩に白線の枠があれば それは路上パーキングが可能なスペースです。係員が巡回しており 一定時間ごとに料金が加算されていきます。料金設定は場所により異なりますが 台北市内で1時間30元(約140円)ほどです。運よく停車時にも出発時にも係員がいなければ料金はかかりません。
路上パーキングの場合 駐車料金は ワイパーに挟まれた駐車チケットをコンビニに持って行き支払うか オンラインでも支払うことができます。
路肩に赤い線が引かれた部分は一時的であっても停車禁止です。赤い線のところに駐車したままにすると最悪の場合レッカー移動されてしまいます。また 黄色い線が引かれたところは3分以上の停車が禁止です。
網目状に線が書かれた場所とゼブラゾーンは駐車禁止です。交差点・バス停から10m以内と 消火栓・消防署の出入り口から5m以内は駐停車禁止です。
もし路上パーキングスペースが空いていない時は タイムズなどの有料駐車場に入れるようにしてください。
コインパーキングは日本と同じ仕組みで 入庫時にチケットを受け取り 出庫時に時間分の料金を支払います。精算機が分かりにくい場所にある場合もありますので 駐車したらまず精算方法をチェックしておきましょう。
運転者と同乗者の義務について
日本と同じく運転者と同乗者はシートベルト着用が法律で義務付けられています。
12歳以下の子供は後部座席に座ります。4歳以下はジュニアシート/チャイルドシートを後部座席に取り付けて座ります。
台湾は車優先社会と言われていますが 2023年より道路交通法が改定されて歩行者を守る法律ができました。歩行者優先を無視すると罰金が科されます。右折時など横断する歩行者がいたら停止して歩行者が渡るのを待ちましょう。
横断歩道は日本と同じ白の縞模様ですが 台湾には斜線の横断歩道もあります。
禁止事項について
運転中の携帯電話の使用は禁止です。車内での喫煙も禁止されています。
当然ですが 台湾でも飲酒運転は禁止されており 刑事責任を問われる可能性があります。
取り締まりカメラの数は非常に多く 信号無視・駐車違反・スピード違反も罰金が科されますので常に安全運転を心がけましょう。
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台湾の道路の種類
台湾の道路は大きく分けて「高速公路」「省道」「県道」「郷道」「市区道路」の5種類あります。
高速公路と省道は 台湾政府が管理している国道になります。それ以外の一般道は各地方自治体が管理しています。
高速公路
台湾において「高速道路」というのは 国が管理する国道になります。
道路上には「高速公路」と表示され 英語表記は「FREEWAY」ですが有料になります。※一部無料区間もあり。
標識では白地の花の形の中に国道の数字が書かれています。
主に西側を通っており 台北市と高雄市を結ぶ南北方向と そこから基隆市・桃園市・台中市・台南市・高雄市などの主要都市を結ぶ東西方向に伸びています。
普通車の最高速度は100〜110km/h・最低速度は60km/h。
インターチェンジは中国語で「交流道」と表示されます。
日本のような料金所がないので 最初はどこから高速道路なのか分からなくて戸惑うかもしれません。高速道路のマーク(花の形)を目印にして 目的地名が書かれたグリーンの案内標識に従って進んでいけば 自然と高速道路に乗ることができます。
高速料金は 基隆から高雄までの最長約350kmで約1,300円程度です。日本の高速道路を約350km走ると ETC割引でも約8,000円ほどかかるので 台湾は日本の1/4以下ということになります。
ETCはフロントガラスに貼られた「eTAG」を道路上のカメラで読み取る仕組みです。そのため料金所はありません。利用した高速道路の料金はレンタカー返却時にまとめて支払います。
省道
「省道」とは台湾政府が管理する国道のことで 各県や都市を結ぶ主要道路です。
標識では赤地の逆三角形の中に白の数字で書かれており 61〜88号線があります。
省道には2種類あり 1つは自動車専用道路の「快速道路」(案内標識の英語表記は EXPRESSWAY/Expwy)です。
快速道路は高速道路のように走ることができますが利用料金は無料です。
制限速度は70〜90km/hです。
一般省道
快速道路以外の省道として 台湾省道(英語表記は Provincial Highway)があります。Provincialは “地方の” という意味です。
日本で言う一般国道で 1〜39号と63号線があります。
逆三角形の標識で 青地に白い数字です。
日本の国道の標識に似ているので分かりやすいですね。
数字だけの道路は本線で 数字の下に「甲・乙・丙・丁・戌」がついているのは本線から枝分かれした支線を表します。
一般道での注意点
上記の国道以外の一般道で 制限速度標識がない場合 制限速度は50km/hです。
制限速度標識がある場合はそれに従って走行します。
低速車線の制限速度は40km/hです。
市街地の細い路地など 車線のない道路は30km/hで走行します。
踏切の手前では15km/h以下で徐行しましょう。
交差点での左折時は 直進車に気をつけて左折します。左折した先の歩行者にも注意しましょう。
信号のある交差点での右折時は 右矢印が出ていれば右折できますが 信号が赤のときは右折してはいけません。
右折時は後方から来るバイクや自転車に十分気をつけて 横断する歩行者は優先しましょう。
注意したい台湾の道路標識
台湾の道路標識は日本と似たものが多いのですが ここでは注意すべきものや間違えやすいものなどを取り上げます。
標識 | 意味 | 標識 | 意味 |
---|---|---|---|
一時停止 | 全ての車両進入禁止 | ||
駐車禁止 | 追い越し禁止 | ||
右折禁止 | 左折禁止 | ||
Uターン禁止 | 四輪車以上の車両進入禁止 | ||
徐行 スピード落とせ | 臨時停車禁止 | ||
道を譲れ |
台湾でレンタカーを借りるなら 安くて安心のKKday
KKdayは「Budget(バジェット)」「IWS愛旺租車」「中租租車(チャイリース)」「直航租車(チーハンカーレンタル)」「格上租車(カープラス)」「和運租車」の6つのレンタカー会社と提携しています。
バジェットレンタカーは世界中に営業所を持つ大手ですが それ以外の5社は台湾のレンタカー会社になります。どれも台湾では有名なレンタカー会社なので安心して利用することができます。
どのプランにも基本的な保険が含まれていますし チャイルドシートやカーナビなどのオプションを追加して 簡単に好みの条件で選ぶことができます。
他にも高雄市で借りるプランでは台北からの高速鉄道が割引になるお得なプランもあります。
レンタカーのネット予約のしかた
KKdayでレンタカーを予約するには メニューの「交通」→「レンタカー(全世界)」を選びます。
「出発地」「返却地」「出発日時」「返却日時」を入力して検索してみましょう。
希望の車両タイプにチェックを入れて絞り込むこともできます。「エコノミー」「コンパクト」「スタンダード」「フルサイズ」「ラグジュアリー」「ワゴン」「SUV」の7種類から選べます。
ただし レンタカー会社によっては ネット予約時に車種を指定することができません。その場合 現地業者の手配となるためどの車になるかは当日にならないと分かりません。
例えば同じクラスであっても ホンダフィットと日産ティーダでは室内の広さが違います。
そこで 例えばエコノミーサイズでサーフボードを載せられる車を希望する場合「サーフボードを車内に載せたいのでラゲッジスペースの広い車種を希望します」というように予約時に備考欄に記入します。
予約が済んだら「予約履歴」にある「問い合わせ」にてその旨を伝えてください。すると KKdayの予約担当者が現地のレンタカー会社に直接確認してくれます。後日 アカウントページ内の「メッセージ管理」に回答が来ます。
利用日の4日前まではキャンセル料が無料なので 希望の車種がない場合はキャンセル後に他の車両タイプで選ぶことも検討してみてください。
日本ではほぼ起きないことなのですが 当日 実際に用意されたレンタカーが希望通りでないこともあります。その場で別の車に変更してもらうこともできるので妥協せずに申し出てください。
台湾での当日の手順
台湾のレンタカー会社でレンタカーを借りる際は 日本の免許証・日本の免許証の中国語翻訳文・クレジットカード・パスポート原本が必要になります。忘れずに持参しましょう。
店内に入って スタッフに予約したバウチャー(スマホ画面)を提示すると申し込み用紙を出してくれます。身分証を提示して必要事項を記入します。
それが済んだら車を用意してくれます。
車両の状態をスタッフと一緒にチェックしていきます。キズやへこみがあればスマホで写真や動画を撮っておくことをおすすめします。タイヤのチェックもしておきましょう。
通常 台湾のレンタカー会社は 貸し出し時のガソリンは満タンではありません。ということは 返却するときも満タンにしなくてよいということです。
※海外のレンタカー会社は満タン返しの場合もあります。
返却前にはレンタル開始時より少なくならないように給油をしましょう。返却したときにレンタル開始時より少ないと別途ガソリン代を請求されることがあります。
レンタカー会社を出発する前にガソリンの種類を聞いておく必要があります。高級車の場合は「98(ハイオク)」になりますが 普通車であれば「95(レギュラーガソリン)」になると思います。
走行距離が400km以上になると追加料金がかかる場合がありますが 台北から高雄までの距離が約350kmなので よほど遠出をしなければ範囲内で収まるはずです。
荷物を積み込んだら出発です。まずは最寄りのガソリンスタンドへ向かいましょう。
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台湾でのガソリン給油のしかた
看板に「加油站」と書いてあればガソリンスタンドのことです。発音は「ジャー ヨウ ジャン」です。
台湾の最大手ガソリンスタンド「台湾中油(看板表示は 中油/CPC)」は 台湾で唯一の国営企業であり 現在も国内で高いシェアを占めています。
かつて台湾のガソリンスタンドは台湾中油が独占していましたが 1996年に石油市場が自由化され 現在では民間企業の「台塑石化(看板表示は 台塑/FORMOSA)」もよく見かけます。
ガソリンの種類は 「98気油」「95気油」「92気油」「柴油/超柴」の4種類があります。
まず「気油」というのはガソリンのことです。98は日本で言うハイオクです。95は一般的なレギュラーガソリンです。92はバイクや古い車向きのガソリンです。柴油/超柴というのは軽油のことです。
日本と違い 台湾のガソリン価格は全国一律なので 日本のように安いところを探さなくても大丈夫です。日本と同様にフルサービスとセルフサービスがありますが どちらも値段はほとんど変わりません。立地的に入りやすかったり清潔そうな店舗に入ってみましょう。
フルサービスの場合
フルサービスのガソリンスタンドであれば スタッフが誘導した場所に停車させます。
95ガソリンを満タンにする場合「95(ジォ ウー)加滿(ジャー マン)」で伝わります。
もし10Lだけ入れたい場合は「95(ジォ ウー)10 公升(シー コンシャン)」となります。10の発音の時は舌を巻いて「シー」と言ってみましょう。
支払いはほとんどがクレジットカードになります。
セルフサービスの場合
「自助加油」と書いてあればセルフになります。
「讀卡機」と書かれたところにクレジットカードを挿入したら 操作パネルの案内に従って操作します。最新のものはタッチパネルですが ボタンを押して操作する古いものもあります。案内は中国語と英語になるのでGoogleのカメラ翻訳機能を使うと便利です。
レギュラーガソリンを入れる場合は 95の給油ノズルで給油します。日本のようにノズルを持ち上げただけでは給油が始まらない計量機もあります。その場合はノズル下にあったレバーを引き上げることで給油が開始されます。
給油し終わったら カードとレシートを受け取って完了です。
現在 台湾にはコストコのガスステーションが 桃園中壢店・新莊店・北台中店の3店舗にのみあります。コストコ会員の方は操作方法も分かるので安心ですね。
もし事故を起こしてしまったら
気をつけて運転していても事故が起きる可能性はゼロではありません。
もし事故を起こしてしまったら まず110番に電話します。台湾の警察は日本と同じ110番です。
ただし 台湾の警察は日本語が話せませんので まずはKKdayに緊急電話をかけてサポートを依頼してください。予約後に送られてくる「KKday出発前のお知らせ」に記載されている「KKday通話アプリ」を利用してKKdayに連絡することができます。
けが人がいる場合は こちらも日本と同じで119番に電話をします。
当事者同士で和解せずに 必ず警察や保険会社を通すようにしてください。
警察が到着するまでに 事故直後の状態を動画や写真で記録しておくと状況説明がしやすくなります。ただし 撮影する際は通行する車両に十分注意してください。
オプションでドライブレコーダーを追加しておくと安心ですね。
最後に一つ。台湾は日本よりも運転が荒いということだけは覚えておいてください。
海外でドライブを楽しむためには その国のルールをしっかり守り 譲り合いの気持ちで運転することが大切です。
また 混雑する道路はなるべく避けて バイク・自転車・歩行者などにも注意すれば 極力危ない思いをしなくて済みます。
ぜひ 今回お伝えした台湾の交通ルールを頭に入れた上で 台湾ドライブ&サーフトリップを満喫してください。
とっておきの波に出会えますように!
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